記念写真、あなたの価値はいくら?

先日、ジョギング中に白い巨塔を見たんですよ
それは、緑の芝生で

公園のど真ん中に
白いものを発見しました。

遠目に「あれなんだ?」
最近何かできたのかな〜っと思って

近づいてみると
どうやら建造物ではありません

なんと、
純白のタキシード姿の男性と

純白のウエディングドレス姿の女性が
寄り添って

写真を取っているじゃありませんか
なるほど、

白い巨塔に見えたのは
この三角錐の物体であって

オブジェかなんかではなかったのです。
被写体ですから動かないわけなんで

モノにしか見えなかったのです。
そりゃそうですよ

そこは公園のど真ん中で
普段はキャッチボールとか

サッカーをしていたり
犬を連れた人やいろんな人が遊べる

多目的広場なので
まさか、こんなところに

挙式スタイルの人がいるなんて
想像もしてなかったからびっくりしたんですよ。


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From:Satoshi Suyama

この公園はよく通るので
広場でいつも何をしているのかよく知っています。

が、挙式の前撮りで撮影しているところを
見たのは初めてですね。

考えてみれば
どこで写真を撮ろうが絵になればいいわけで

カメラマンが被写体に提案して
「こんなところどうですか?」って

相談すれば、OKが貰えた時点で交渉は成立し
どこでも撮ることはできるはずですよね。

カメラマンもプロであって
写真を撮って生業としているのですから

納得していただける写真を撮らないと
価値を認めて貰えないわけです。

だから、記念に残るように
ベストな状態をショットするんですね。

けど、よく考えて見ましょう
その1枚にどれだけの価値があるのでしょうか?

あなたならいくら払いますか?
そうです、その写真の価値はいくらでしょうか。

一生の思い出に公園のど真ん中で
ウエディング衣装を着てツーショットした写真は

10万ですか、いや20万ですか、それとも30万ですか
あるいは、1万以下でしょうか?

人は感情で買い物をして
払った後で理由をつけます。

じゃないと払った金額に
納得できないからなんです。

大抵が支払った後に後悔をしているらしいです。
なぜなら、買った時は感情的になっていますから

後で冷静に考えて見たら
結構な出費だったってことに気付かされるのです。

いや、カメラマンが詐欺的な商売だと
批判しているわけではありません。

人が買い物をする心理はそうだと言っているだけで
決してあなたの価値観を否定しているわけでもありません。

ただ、あのシチュエーションで
衣装代と写真代、総額いくらかかったか気になります。

買い物は価値と価値の等価交換なので
感情的になりすぎないよう気をつけましょう。


PS:

前撮りといえば、結婚式もそうですが
最近では七五三や初宮参りなどもありますよね。

さらには、成人式やその他人生の節目など
記念写真を撮って記録に残す習慣が私たちにはあります。

ただ、写真ってそう頻繁にみるもんじゃないし
撮ったきり一度も見てないものも多々ありませんか?

ましてや今の時代携帯とかスマフォでも簡単に撮れるし
写真って昔ほど貴重なものじゃなくなってきてますよね。

手軽に撮って消してまた撮って
保存してSNSやブログにアップして・・・って

写真1枚とっても使い方、扱い方、見方などが
多様にあることがわかります。

この価値観の違い、様々な解釈・・・
そして時代の移り変わりと写真のあり方。

一体何をいくらで売るのがベストなのか、
考えさせられるいいきっかけになったような気がします。

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