リスクヘッジを考える

From:Satoshi Suyama

予報では降水確率30%、ほぼ一日中曇りの予定で
難無くイベントは盛会に終わると、都合よく考えていたのですが・・・

実際にはかなりの違いがあって、怪しい雲に包まれた朝
降るなよって願いも虚しく、ポツポツ落ち始め

あ〜、来てしまったなって思いと同時に
今だけだ、すぐ止むさって、思えるもんですよ、なぜか。

これもまた安易な考えで、下を見ながら真剣な面持ちに
皆、何してんだ?ってよく見るとスマホを見ながら

今一番気になることを調べているようです
そう、雨雲の動きや天気予報について。

便利といえばそうなんですが、スマホから取れる情報も
あくまで予報に過ぎない訳で、的中するなら

そんな精度の高い情報発信源ないってことですよ
まさにコントロールできないのが自然の力ですからね。

結局、小雨決行のためにスタートさせたのは良いが
途中から雨上がりを期待しつつ祈る思いをしていたのは

参加者も同じで、いつまで降るのかこの雨
早くやんでくれと思いつつ、時間だけが過ぎて行きます。

予報で30%だったはずが、結果的に80%降り続け
終始雨との闘いだったサイクルイベントも

皮肉なもんでゴール後解散したら晴れたっていう
まったく、雨に悩まされた1日であったのは言うまでもありません。

しかし、事故がなかったのは一番の結果で
慎重なライディングかつバスアシストのおかげで、

なんとか無事終えることができました。
これもまた、天が味方をしてくれたとも言うでしょう。

スタートした場所は皆生海岸で、ゴール場所は大山博労座駐車場。
折り返して皆生まで帰って解散するサイクルイベントでしたが

途中、ヒルクライムをバスがアシストするって企画で
このアシストを雨のために利用した面もあって

降りのリスクヘッジに使い、
さらには体が冷えているため、そのままゴールまで送るといった

機転を利かせた使い方ができたおかげで
参加者には喜んでいただいたのが何よりでしたね。

ヒルクライムのゴール地点、大山博労座では
山ガールサミットってイベントが開催されていましたが

観客はほぼゼロ。
出展ブースが軒を連ね、みんな暇そうにしていて

虚しくも中海TVが実況する中継の声だけが
会場に響いていたのは、なんだか虚無感しかなかったですね。

中継でしゃべっているのはほのまるの二人だったんで
声をかけて、マイクが拾わないように会話をしてくれました。

実は、月末に開催されるMTB大会に参加要請していたので
予定通りによろしくって話をチョコっとさせてもらいました。

また、毎年大型時計(SEIKOタイマー)をお借りしている
中井脩さんが出展されていて、社長に挨拶ができたのですが

今年は砂丘トライアスロンに貸し出しが決まっていて
借りる事が叶わず、って話になってしまいました。

大山博労座の第4駐車場には出展ブースが10程度
晴れを想定して思いっきり盛り上げようと企画されていたのに

雨に打たれて企画は散々な目にあったようです。
これも大山開山1300年記念イベントの一環として

行政からの補助金を受けての事業でしょう(第3回目だそうですが)
晴れしか想定していない企画にしか思えませんね。

結果から言えば税金の無駄使いですよね。
ただ、この企画の一部しか見てませんので何とも言えませんが

山ガールにフォーカスしたイベントで
どう集客して、何がしたいのかさっぱり意図がわかりません。

そもそもターゲットユーザーがどんな事に興味があって
何を欲しがっていて、どうして欲しいのか、リサーチしたんでしょうか?

登山するって事がイベントの趣旨なら
天気に左右されるのは始めからわかった事ですから

晴れだけを想定しただけのもてなし方は意味がないでしょう
ならば、どうすればいいのか?を考えるのが誘客ですね。

雨が降っても大山に行ってみたいと言う
魅力あるコンテンツを発信しないと意味はありませんが

その魅力ある企画をどう考えて、どう仕上げ、
ターゲットに突き刺さるメッセージを考え、

どんな媒体を使って発信できるのか
マーケット、メディア、メッセージが正しいかを検証し

テストと改善を繰り返したのか
ここまでやってマーケティングが成功しなければ

企画そのものがそもそも意味がないでしょうね。
投資する以上、リターンがなければ企画は皆無ですので

少なからず、イベントで税金の一部を使うと言うことは、
実績作りだけじゃなく、責任があるってことですよね。

隣の芝生は青いと言いますが、補助金の額は雲泥の差
しかし、集客ゼロのイベントを拝見し学ばせていただきました。


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