行列のできるレジでも売上は下がる?

From:Satoshi Suyama

連休中、我が家の犬と12年間連続で登った「船通山」は、
標高1,142mで、有名な神話「八岐のおろち」の舞台となった山です。

登頂するやいなや必ず鳥居をくぐり拝礼するんですが、
いつ来ても祠の周辺に陣取って弁当を食べている人たちが目障りです。

頂上が人で溢れ居場所がないほど混雑しているならまだしも
必ずと言っていいほど鳥居や祠の周辺に座り込んでいる人が居る

っていうのは、私にとって理解ができないことなんですが、
まあ、認識が無いか軽視して居るか興味がないかでしょうね。

山頂にはスサノオ神がオロチを退治したときに尾から出た
剣「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」が出土したことを記す

「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)出顕の地」の碑が建っていますし
毎年7月28日に奉納神振行事「宣揚祭」が行われ、神楽「剣の舞」が奉納されます。

霊峰船通山という由緒ある山ですので、無礼者諸君には
バチが当たらないよう、逆に祈っておきますよ。

頂上では犬連れの人と話を交わしたのちすぐ下山しましたが
今年は既にカタクリの花も過ぎているのはわかっていましたから

そんなに期待はしてなかったのですが、なんとなんと
まだ少し残っていて、綺麗な紫色の花が誇らしげに凛と咲き

いよいよ立夏を知らせる勢いで花弁を広げ
自生のカタクリの花保護区でもあるため存在のアピールをし続けているように見えました。

下山後、温泉に入り楽しみにしていた島根和牛のハンバーガーを食べに
横田まで10分車を走らせ、着いたのが3:30頃でした。

車を停め、店の前まで行くと、ガーーーン!
「品切れのため閉店」の張り紙があり、かなりショックでした・・・

仕方がないので道の駅に立ち寄り、買い物をして帰ることにしましたが
どうも小腹がすいてたまりません・・・

けど、甘酒と奥出雲のお酒を買って
さらにおつまみもチョイスしてからレジへ

するとついつい、マーケティング目線で見てしまう癖があり
この店で気が付いた3点を挙げてみることにしました・・・

  1. 購買意欲を高める「限定品」の札が小さい
  2. レジの配置と並び方がうまくできていない
  3. フードコートが無い

1は、限定品の札を見つけたから買ったんです。
これが、小さいので目立たず、かなり損してるなって思いました。

2は、レジが「L字」になっていて、両端2箇所にレジスターがあります
さらに言うと、L字に沿って商品の陳列もしてあるので

1箇所は列になり、もう1箇所はほぼ並んでいませんし、
列になっている後ろの方からはもう1箇所並べるように見えないんです。

この作りを見て、効率悪って思った瞬間どこに並べば早いかわかりました
なぜなら、両方とも一旦並んでしまうと死角になるからですよ。

客の動線も計算してないし、混雑時のはけも悪いので
タイムロスが発生してかなり損してるなって思いました。

3は、小腹がすいていたせいもあってか
何か食べたいって思いで立ち寄ったんですが、何も無い。

せめて立ち食いでも良いから亀嵩そば(地元特産)でもあれば
おそらく並んで待つほど人気になると思いますね。

それと、フードコートを設置することによって客の滞在時間が増え
客単価も大幅に増える可能性はあります。これもかなり損してますね。

いや、別に私が経営する店じゃないので余計なお節介ですけど
誰がマーケティングを担当しているのか興味があります。

仮にテストマーケティングだったとしてもいつ改善するのか?って
そう思ってしまいます。なぜなら、去年となんら変わってませんから。

昨年も同じコースで登山からのバーガー、そして道の駅へ寄って帰路
でしたので、昨年との違いは・・・

バーガーの売り切れのみ。これは想定外でした。
道の駅の雰囲気は、と言うと特に変わった様子はないですね。

売上は、客数×客単価ですから、客数のみに気を取られていると
本当に欲しい売上を落とすことになりますよ。注意したいものです。

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