誤ったメッセージを送ると売れない | 社長の戦略講座 BLOG ＜IT'S STRATEGIC＞

先日、伊勢に行ってきました。
これは外宮の参道入り口ですが19時で閉門されます。

この日10分前でしたので参拝は参道前からで済ませました。
守衛さん曰く最近、何かと厳しくて・・・との事です。

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From:Satoshi Suyama(ITS GROUP CEO)

伊勢での目的は、マーケティングじゃありませんが
常にいいネタがないかと探していたのは確かですね。

おはらい町やおかげ横丁を歩いていると
いろんな店が軒を連ね、威勢よく客引きをしていますよね。

名物赤福をはじめ、伊勢うどんや、干物、お菓子などなど
ありますが、なんだかんだ言って地酒「白鷹」でしょ。

当然ながら自分へのご褒美で
一升瓶を買って帰りました。

この酒屋へ入ったら多数の種類が並べてあり
高いものは確かにおいしいって事はわかりますが、

そこは小市民、安くておいしいものをと
物色しながら店員さんにあれこれ質問。

結局、他店に卸していないモノ
ここでしか買えないモノを買いました。

これってニッチ市場にに於けるマーケティングで
値段云々関係なく、このブランドでここだけ

って事だけで買っていますよね。
何のビジネスでもこれほど強いマーケティングはないです。

今の時代、他に流通させる手段はいくらでもありますが
あえてここでしか買えないモノを提案するには、

市場に対して強力なメディアを使って
最強のオファーを届ける事です。

ここでいう市場は欲しい人であり、神宮奉献酒という
ブランド力がメディアとなっており、

ココだけっていうのが最強のオファーであり
メッセージなのです。

じゃ、これ買いますと言わせるまでもなく
売れる仕組みが出来上がっていることに感銘しましたね。

それとは逆に、これ失敗だろっていう
マーケティングをみつけました。

残念ながら画像はありませんがそれは、何かというと
たぶん「ソフトクリームやさん」だと思います。

「北海道」っていうデカいポスターが貼ってあり、
素材に拘ってる感たっぷりを演出していましたが、

え？なんで？ここ伊勢でしょ？
この「北海道」の文字いらんでしょうって思いましたね。

もしここでソフトクリームを売るなら
「伊勢名物」とか「神宮奉献」など

ご当地に因んだメッセージが必要でしょう。
北海道の素材に拘ったということは理解できますが

誤ったメッセージを送ると売れるものも売れなくなります。
暑い時期、とくに市場は欲している中での間違いですね。

こんなちょっとした間違いしていませんか？
見つけるのもなかなか面白いもんです。

あなたに何か問題があるなんて
思いもつかないでしょうが

もし問題点を探すことができれば
その解決策も導き出せると思います。

自分で問題点を見つける事はなかなかできません。
なぜなら自分に問題があるとは気が付かないからです。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、また。

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