集客ができていても売れない実態

From:Satoshi Suyama

約12時間、仕事から離れて京都を往復したが、
考えてみれば移動時間に8時間、

現地滞在時間が4時間という旅程は
有意義なのかそれとも無意味なのか

価値観によっては別れる判断だろう。
行動時間は12時間であれ、

準備や前後を含めると人によっては15時間以上の労力を
この旅程に突っ込む分けで、

こと「時間」だけを考えると大変貴重である。
ダン・ケネディのタイムマネジメントを学んでから、

時間の大切さが良くわかるようになってきた。
時間が資産を産み、資産は時間から形成されて居ると考えれば、

無駄な使い方はしたくないので有効的かつ効率よく使いたい。
ただ、時間をかけないとできなものもある

つまり、本物を見たり学んだりすることは
時間の云々かかわらず、かけがえのない教養であり保養でもある。

何を見てどう捉えるかは個々の自由なので、
言及はしないが、常にマーケティング目線で見てしまうのはもう癖になりつつある。

国宝、石清水八幡宮に正式参拝した後
縷々説明を受けたが、

説明の仕方っていうのは個性が出るものである。
聞いた説明が良いか悪いかの評価は別として

自分ならこうするのになぁって思う点が
いくつかあった。ということは、他人のスピーチって勉強になる。

京都の見学も食事含め4時間で納めるため
そうゆっくりとはできない。よって旅程は

黄桜カッパ酒造や寺田屋、龍馬通りなど
この周辺で完結してしまった。

ここは、観光客目当ての商売が目立つ。
客が来るのを前提として売ることしかしていないため

目立った売り込みという感じはしないが
試飲とか、実演販売があってもおかしくはないと思う・・・

もし、あれば売上は1.2倍以上は確実だろうと
適当に計算して見た。(いや、もっと儲かると思う)

そもそも集客はできているので、転換率を上げるだけ・・・
素通りする観光客をどう捕まえるか?だけが課題だとすれば

サインプルやテイスティングが一番効果があるはず
それをしていないと言うことは、20%は少なくとも逃しているだろう。

マーケティングではかなり損しているだろうが
従業員はまったくそんなことすら気付かない。いや、気づくわけがないね。

お土産販売というよりは、観光客が居るから店番する商売って感じなので
どれほど欲しいというものもなく何も買う気もしなかった。

なんせ4時間の京都滞在なので
帰路につくのもあっという間だし・・・土産は宝塚SAと決めていたものの

混雑ぶりは予想を上回っていた。
宝塚SAの売店も然り、3ヶ月以内の施設とあって人が押し寄せるのは時間の問題だろうが、

もう一工夫は欲しいとことろだ。
行列が長過ぎてバスの時間に間に合わず、結果、何も買えなかった。

例えば、行列を整理したり流す係がいるだけでも対応が違うし、
印象も全く違ってくるので、勿体無いがその辺は客がいるのに逃げる要素を作っている。

本来、行列は人を呼ぶ呼び水の役目もするのだが
手際が悪い行列の原因には、見ていても苛立ちしかない。

手ぶらで帰るのもなんなので・・・
意に沿わないが、勝央SAで土産らしきものを買って間に合わせた。

幸いにして、龍馬通りでぶらついていた時
京都の土産らしきものとしては、「宇治茶」を買っていたので

ま〜、ギリギリなんとか京都に行った感はあるものの
なんだか満足いく記念の土産が買えなかったのは残念だった。

そんな中、一番効率が良かったマーケティングは
車内販売の日の丸ステッカーじゃないか。

平成31年はもうない!ってことで記念に作ったステッカー、
「奉祝 天皇陛下御在位三十年」というものだ。

即日販売、成約率42%という驚異の結果を叩き出し、
マーケティングは成功した。ちなみに、1号車は19枚、2号車は25枚売れた。

もちろん2号車のセールスは私が担当しているが、
売り方にもちゃんとコツがあって、トークスクリプトを考えてある。

我ながら、ヨシヨシ。って思ったが、
その割には、もっとバカ売れを狙っていたので正直結果はイマイチである。

これも勉強だし、いいテストができたってことで見合う改善策を考えよう。
マーケティング道は限りなく挑戦するに等しく、実に楽しいと感じた瞬間だった。

隣の芝は青く見えるもので、良くも悪くも丸見えだ
マーケティングはちょっと客観的になれば多くの問題点が見つかるはず。

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