見る者聞く者の意表を突く

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久しぶりにハーフマラソンに行ってきましたが
初めて歩いてしまったことが悔しくて、

夏以来故障に悩まされ、
今回も靭帯を痛めて散々な結果に

言い訳と反省から立ち直れない日々を
筋肉痛と共に過ごしているところです。


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From:Satoshi Suyama

ハーフの記録が2時間を超えてしまったことは
初のことで、まさに記憶に残る惨敗レース。

帰り道、偶然見つけた上月城跡に立ち寄って
さて、登ってみようと思ったが、

その前に由緒書きを見ていたおじさんに
登って見られましたか?と概略を聞いてみた。

そしたら、うん、何もないけどね1時間くらいかかるね。
ということでしたので、ざっと計算して

このおじさんの足で1時間、登って見ても何もない
ってことは、元気ならまだしも、

ハーフ後、今の痛い足で登って1時間弱としても・・・
城跡なので何もない事は明らか、じゃやめようと判断。

結局途中まで犬の散歩をして引き返し、
犬は満足げだが、こっちはイマイチの後味でしたね。

NHK大河ドラマで有名になった黒田官兵衛ゆかりの地で
資料館も立派だし、観光客も居ましたが、

いちばん気になったカズラで作ったチャリが
ハーフ後の悔しさを一番癒してくれたかもしれません。

ここには、上月城の沿革と攻防という看板と、
上月城と黒田官兵衛という由緒書きがあります。

どちらも「なるほど」ということが書いてありますが
読んでしまえばそれで終わりです。

マーケティングビジネスをする上で
読んで終わり、なるほどで終わりっていうのは

一番やっちゃいけないパターンで、
そこから何か動機付けをして行動に移す文にしなければ

アクションさえ起こしてもらえず、結果も得られません。
いや、観光地の看板をセールスレターにしろとは言いませんが

せめてそこまで引きつけて置いて、何かの行動を起こすように
しなければ、誘客から利益にはつながらないと感じました。

ヒトの脳は次にどんな言葉が出てくるのか
それが文であれ、いくつかの候補を考えて

その言葉を最後まで聞く前に、意味も踏まえて
忙しく働かせているんです。

イギリスの神経科学者たちは海馬という脳の部位が
自動的に一連の事象を思い出し次に起こる事象を

予測していると説き、
これを研究の成果として発表しています。

なので、単なる説明文では「なるほど」で終わります。が、
何かを動かそうと思ったら言葉の意表を突くと反応がとれます。

予測を裏切る事によって読む人をハッとさせ、
普通に終わらせるより一層注意を引く事ができます。

ヒトの脳は次に起こる事を自動的に予測する
ので、これを逆手にとれば効果大と言えるでしょう。


PS:

意表を突くコピーは広告でよく使われる手法です。が、
人の脳は常に予測や比較をしているので、

既に予測したものと違うものとすり替えてしまったり
予想外のものを投入しなければ反応は取れません。

簡単に言ってますが、意表をついて反応を取るには
セールスライティングのスキルが必要となります。

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