タンデム自転車(2人乗り用自転車)について、2014年8月、産経ニュースでは以下の内容で報じています。
サドルとペダルが2つある2人乗り用「タンデム自転車」。2人でこぐため、楽に走行でき、視覚障害者には後部座席に乗ることで自転車を楽しみ、行動範囲を広げることもできる。ただ、2人乗りでの公道走行を禁止する都道府県が多く、解禁されているのは8県にとどまる。愛好者や視覚障害者からタンデム自転車の走行解禁を望む声が上がっている。
タンデム自転車は、1人乗り自転車より車体は約50~60センチほど長い。後方に乗る人はハンドル操作の必要がないため、視覚障害者や高齢者、子供らが乗車して行動範囲を広げることができる。
道路交通法上、タンデム自転車で公道を走行することは違反ではない。しかし、各都道府県の公安委員会は乗車人員の制限を定めることができるため、地域によって対応が異なる。現在、タンデム自転車で公道走行が可能なのは、兵庫、愛媛、広島、宮崎、佐賀、長野、山形、新潟の8県。ただ、鳥取県は制限解除に向け、検討している。
この規制緩和が2015年4月29日試行され、鳥取県では一部公道も走れるようになりました。これを受け、鳥取県、鳥取県障害者スポーツ協会、鳥取県サイクリング協会がタンデムバイク乗り方講習会を企画し実行しました。
つづきはあとがきにて・・・
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・・・あとがき。
タンデム自転車(タンデムじてんしゃ、英: tandem bicycle、繁: 協力車)は、複数のサドルとペダルを装備し、複数人が前後に並んで乗り同時に駆動することができる自転車。通常2人乗りだが、3人、4人、5人乗りのためのものもある。日本工業規格 JIS D 9111:2010(自転車—分類及び諸元)や道路標識などではタンデム車と表記される。タンデム自転車に複数人が乗るサイクリングを特にタンデムサイクリングと呼ぶ。それぞれがペダルを踏むため、1人乗りよりも強い力が出る。2人以上でペダルを回すことで合計の出力は倍になり、かつ後ろ側に乗車した人は空気抵抗を受けにくいために、1人乗りの自転車よりも高速走行に有利である。と、wikipediaでは説明しています。
タンデムバイク乗り方講習会では、特に操縦者(前に乗る人=パイロット)が交通ルールを守り安全に走行する事が必須としてパイロット養成講習会の位置付けが濃いです。実際に、障害者が後ろ(=コ・パイロット)に乗って風を切る楽しさを味わって頂く目的もあって、本講習会では10名の障害者が参加されました。鳥取県、障害者スポーツ協会、サイクリング協会の三者とも初の試みでありましたが、JCA(=日本サイクリング協会)から講師を招き、丁寧な説明と熱心な指導の下たいへん良い講習会だったように思います。私の拙い司会進行もかき消されるほどの充実した内容に満足頂いて何よりでした。
タンデムは、パイロットとコ・パイロットがお互いを信頼し、息を合わせることが最も大切ですね。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。では、また。