IT’S STRATEGIC – 社長の戦略講座 –
需要とは、ある商品・サービスを買おうとすることであり、供給とは、ある商品・サービスを売ろうとすること。そしてこれが需要と供給の関係と言われている所以。
一般に、ある商品・サービスの需要量は価格が上昇すると減少する。逆に供給量は価格が上昇すると増加する。そして、ある商品・サービスの需要量が供給量よりも大きい場合には価格は上昇し、供給量が需要量より大きい場合には価格は下落するということ。
市場経済においては、価格の上下によって需要量と供給量が調整される。が、単に欲しい人が2人いた場合、値段は上がり続けるという市場原理がある。これは供給(1人の人)を需要(2人の人)が取り合っている状態である。
この市場原理が働く以上、たった2人でも「欲しい」と言ってくれる人がいる限り、時給や収入は青天井に上がる可能性がある。お客さんの数は必ずしも重要ではないと言える。
それよりも「あなたなしでは生きられない人」を見つけることが大事。これが収益(収入)をあげる上でのカギになるので、そのためにはどうすべきか?を考えた方がいい。
人は自分が欲しいものが「手に入らない」と思えば思うほど感情的に、そして衝動的になる。それが、もし競合がたった1人で、仮にたった2人であったとしても、
- 「あなた」のサービスが欲しい
- 「あなた」の商品が欲しい
- 「あなた」を手元に置いておきたい
と、なれば…どうか?想像してみてほしい。もし、そんなお客さんやクライアントがいたら、どうか?きっと、何万人のお客さんを相手にせずとも、収益(収入)には困らなくなるはず。
たとえ、1時間のコンサル(コーチング、カウンセリング、アドバイス、セッション、などなど)だとしても、たった1人の熱狂的なファンがいるだけで、100万円をチャージできる可能性だってある。
これが、現実的なのかどうかはやってみないとわからない。がしかし、セールスが前提になると叶わない可能性はあるかも知れないが、ファンを作ることが目的なら、その先が見えて来ないか。
但し、勘違いしてはいけない。やろうとしていることが「独占」となると話は変わってくる。事実、独占禁止法によって禁じられていることをあえてするとなると法律違反になるので、そこは注意が必要。
あくまで、熱狂的なファンを作ることが「欲しい」を生み出す原資になるということ。世の中、必ず賛否はあるはずだが、たとえ100人に嫌われても、1人の熱狂的なファンが居てくれたら…それで良いという考え方になる。
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